故ブラザー阿部のみことばのおすそわけ(76)

12月5日、ルカ福音書5章。
『イエスは、その人たちの信仰を見て、
「人よ、あなたの罪は赦された」と言われた』 今日は、このイエスの癒しの言葉に心が留まりました。 イエスに癒しを求めた人たちは、自分の友の癒しの
ために、イエスに近づくことができずに、屋根に
上がり、イエスのもとに、友を釣り下ろしてのです。 この信仰を見て、イエスの癒しが行われました。 待降節は、「イエスの到来を待つ」季節と言われます。 わたしたちは、待っているだけで良いのでしょうか。
そうではないと思います。わたしたちの方から、
幼子イエスに近づく必要があるのです。この人たちの
ように…。イエスに近づくとは、どういうことで
しょうか。それは、イエスから頂いた愛の実行です。
頂いた恵みを人びとに与えるということです。小さく弱い人に手を差しのべることです。 待降節の期間中に自分を清めて、幼子イエスに近づくこと、清い心で迎えることが大切だと思うのです。 「待つ」季節ではなく、近づく季節なのです。待降節の小さな祈りを捧げます。 「祈りましょう。全能永遠の神よ、幼子イエスをふさわしく迎えるために、わたしたちに熱心な心と、
罪を改める心をお与えください。幼子イエスの誕生をふさわしく迎えるために、心から主に仕え、倣い、
小さな人、弱い人に寄り添う心を持って、あなたのみ心を生きることが出来ますように。 主、キリストによって、アーメン。」