故ブラザー阿部のみことばのおすそわけ(72)

11月30日、聖アンデレ使徒の祝日。
使徒パウロのローマの教会への手紙10章。 『ところで、信じたことのない方を、どうして
呼び求められよう。聞いたことのないかたを、
どうして信じられよう。また、宣べ伝える人が
なければ、どうして聞くことが出来よう。』 今日は、パウロの手紙から、宣教について考えて
みました。この世界には、まだまだたくさんの、
神を知らない方がおられます。 わたしたちは、幸いなことに、神を信じ、恵みに
満たされて生きています。それは、素晴らしい
神からの恵みです。でも、わたしたちの信仰生活は
それだけで良いのでしょうか。神を信じ、み言葉に
従い、永遠の命を得るために生きることの上に、
わたしたちは、『信仰を表す』という神からの大切な使命を受けているのです。 『信仰を表す』こと、一人一人、その表し方はそれぞれです。今日、祝われるアンデレ使徒を始め。12使徒は、
本当に素朴な、わたしたちと同じ弱い人たちでした。漁師、徴税人、イエスは、あえて彼らを選ばれました。 わたしたちは、それぞれの仕方で自分の信仰を表しましょう。 檀上で信仰を表す人もいれば、父親のように寡黙に働きながら、にじみ出る信仰を子どもたちや、人々に表す人。 母親のような愛情で、人びとを温かく包み込む人。 生涯寝たきりでありながら、その姿をもって信仰を表す人、もしかしたら、彼らが一番信仰を表している人かも
知れません。 今日1日、あなたらしい信仰を表しましょう。 神さまの慈しみと愛を伝えるために。