11月23日。ルカ福音書21章。
『しかし、あなたがたの髪の毛1本も決して
無くならない。忍耐によって、あなたがたは、
命を勝ち取りなさい。』
今日は、この言葉を考えてみました。
神さまは、私の髪の毛1本さえも、ご存じで、
すべてを知り、愛し、包んでくださいます。
私たちが、忍耐することで、永遠の命と共に
天の国に招いてくださいます。
この箇所を読んでいたら、二十六聖人の中の
一人の少年を思い出しました。
聖ルドビコ茨木。12歳の少年で、殉教者の中の
最年少でした。長崎への道中でも、いつも明るく、
朗らかで、殉教の苦しみにあっている人にとっては、
大きな慰めと励ましてした。ある宿でのこと、一人の武士が、このいとけない少年を見て、哀れに思い、
『わたしの養子にならないか、信仰のゆえにはり付けに合うのなら、信仰を捨てなさい。そうすれば、
幸せになれるぞ』と言うと、ルドビコは、『お武家様こそ、キリシタンにおなりになり、私がやがて行く
パライソにお出になさるのが、ずっと良いことです』と、笑顔で言ったのです。
こうして、刑場に着いた時、ルドビコは、自分のために用意された十字架に走りより、それに口づけをした。
こう記されています。
二十六聖人の無声映画を見たことがありますが、涙無くして見れませんでした。
この世の栄華をすべて捨て、神さまにすべてを委ねること。何と素晴らしいことでしょう。
私たちも、少しでも見倣いたいですね。
毎日の生活の中で、神さまをいつも選んでいたいですね。
判断の前に立つとき、神さまのみむねは何かを、見極める強い力と恵みを神さまに祈りましょう。
神さまにすべてより頼むことで、神さまが良いように導いて下さいます。