11月24日、聖アンデレ・ジュン・ラク司祭と
同志殉教者の記念日。ルカ福音書21章。
『その時、人の子が大いなる力と栄光を帯びて
雲に乗って来るのを人々は見る。このようなことが
起こり始めたら、身を起こして、頭を上げなさい。
あなたがたの解放の時が近いからだ。』
今日は、この言葉を選びました。
第一朗読の黙示録も、そして、今日の福音も、
終末に向かう苦しみ、災害の予告が語られています。
そんな中で、今日のこの言葉は、私たちに希望を
与えます。
『あなたがたの解放の時が近いからだ。』
キリストは、私たちすべての人を罪から救い、
解放するために、この世に来られたのです。
私たちには、その希望が約束されているのです。この救いの希望の約束がなければ、私たちの喜びも、
苦しみも、すべては空しいものになってしまいます。いろいろな事が起こり、私たちを不安にさせます。
でも、神さまを一心に見つめて離れなければ、恐れるものはありません。
この世の苦しみも、重い病も、絶望の淵にあっても、神さまへの信頼を失わないでいたいですね。
そのためには強い信仰が必要です。それは、神さまから頂かなければ、自分では得ることが出来ません。
強い信仰を神さまに願いましょう。神さまの力と愛と、慈しみに信頼することで、神さまは、その困難を
乗り越える力を与えて下さることを信じましょう。これを書きながら、私も祈っています。
困難に耐える力を私にも与えて下さいと。私たちが、罪から『解放されて』あなたの永遠の生命を受ける日まで…。
主よ、弱く貧しい私たちを、どうか導いてください。アーメン。