故ブラザー阿部のみことばのおすそわけ(42)

明日10月26日、み言葉のおすそわけ。ルカ福音書13章。『狭い戸口から入りなさい。』
今日は、このイエスの言葉です。

この言葉の後に、具体的な話が続きます。
「あなた方が外に立って戸を叩き、『ご主人様、
開けてください』と言っても、『お前たちがどこの者
か知らない』と言う答えが返ってくるだけである。
そのとき、あなたがたは、『ご一緒に食べたり
飲んだりしましたし、また。私たちの広場で教えを
受けたのです』と言い出すだろう。」 私たちは、教会という、神さまの場所に守られて、
安心してはいないでしょうか。洗礼の水を受けて、
安心してはいないでしょうか。神さまのそばにいる
つもりになってはいないでしょうか。 今日の言葉は、厳しい言葉にも感じます。 私たちはたくさんの恵みを神さまから受けていながら、それに甘んじてはいないでしょうか。神さまから頂いただ
くさんのお恵みを、大切に、そして、たくさんの恵みに増やせているでしょうか。引き出しの中、土の中に、
大切に埋めてはいないでしょうか。 私も本当に反省させられます。修道院でたくさんの素晴らしい環境に恵まれていながら、本当にその恵みに合った
宣教を行っているでしょうか。神さまは、人それぞれに与えた恵みに応じて、いつも私たちを見つめておられます。 あまり、難しく考えなくても良いのですが、大切なことは、頂いたたくさんの恵みをいつも大切に回りの人に分け
与えることです。私に頂いた恵みは、じぶんのためでもあるのですが、それは、「神さまのために、すべての人の
救いのために使ってください」、と、イエスは望んでおられると思うのです。 さあ、明日も、私たちが頂いた恵みをまず、感じ、大切にし、まわりの人に分け与える1日になりますように。