故ブラザー阿部のみことばのおすそわけ(34)

10月18日。聖ルカ福音記者の祝日。使徒パウロの2テモテの教会への手紙4章

「わたしを通して、福音があまねく述べ伝えられ、すべての民族がそれを聞くようになるために、主は、わたしたちのそばにいて、力づけてくださいました」

 

今日は、このパウロの「宣教の支え」について、考えてみました。パウロの宣教活動を読んでいると、どこからあのような力が湧き出てくるのだろうと思います。もちろん、パウロの写真はありませんが、画家によって描かれたパウロの姿は、皆力強く、キリストへの宣教の思いがにじみ出た絵であらわされています。

でも、使徒言行録、パウロの書簡を読んでいると、決してそうではないパウロに出会います。パウロにとっては、本当に「弱さは力」になっているのでしょう。今日選んだことば。

「主はわたしのそばにいて、力づけてくださいました」パウロのそばには、いつも主がおられ、支えられていたのでしょうね。わたしたちは、弱く小さな者です。神さまの助けがいつも必要です。そんなわたしたちも神さまに選ばれ、神さまのため、人々の救いのために、それぞれの場で働くように召されているのです。たとえ、小さな働きしかできなくとも、神さまの前では、尊い働きなのです。キリストに従う心、キリストを愛する心、そして、キリストの支えがあれば、すべては可能です。キリストがわたしたちを選んでくださったのですから、安心してキリストに信頼して歩みましょう。アレルヤ唱から祈ります。

 

「アレルヤ、アレルヤ、あなたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたを選んだのである。アレルヤ、アレルヤ」