故ブラザー阿部のみことばのおすそわけ(30)

10月15日。アビラの聖テレジアおとめ教会博士の記念日。使徒パウロのエフェゾの教会への手紙1章。

 

「『教会』はキリストの体であり、すべてにおいてすべてを満たしている方のおられる場です」

 

今日は、使徒パウロの手紙から「教会」について考えてみました。このパウロの言う教会は、建物のことではありません。キリストのからだそのものです。目に見える教会は、もちろん大切なのですが、わたしたちにとっての中心は「キリスト」です。

 

わたしたち何人かが集まり、ともに祈るとき、キリストがともにおられ、そこが教会となるのです。わたしたちは、教会の集い、ミサに与ることによって力を与えられるように、日々、キリストの恵みと救いを感じ、キリストを愛し、キリストに従っていきることで、人々に救いの喜びを伝えるものとなることができるのです。わたしたちは、ひとりではいきていけません。喜びと悲しみをそして、ともにキリストの恵みを感じながら、生きるのです。自分の救いだけを求めるのはななく、自分が頂いているたくさんの恵みを感じ、分かち合いながら、ともに天国に向かう道を目指すのです。それには、神さまの恵みと支えが必要です。今日も、すべてを神さまに委ねて歩む1日でありますように。