故ブラザー阿部のみことばのおすそわけ(27)

10月12日。使徒パウロのガラテヤの教会への手紙5章。

 

「これに対して、霊の結ぶ実は、愛であり、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、柔和、節制です」

 

今日は、この言葉を選びました。私たちのすべてを導いてくださる「霊の実」は、そのまま、聖霊の大切な賜物に当てはめられます。今日の言葉のはじめに、肉の業によって人間の傾きがたくさん並べられています。わたしたちは毎日、この罪人の傾きと戦っています。少しでも神さまから離れないように歩むわたしたちですが、どうしてもたくさんの誘惑と弱さのなかでも苦しんでいます。この悪への傾きに抵抗するためには、霊の働きがどうしても必要です。わたしたちは、弱さへの傾きと同時に聖霊の豊かな導きにも見守られているのです。わたしたちは、その例の力に信頼しなければなりません。身を任せなければなりません。わたしたちは、神の憐みによって「キリストのもの」となったのです。キリストのものとなったわたしたちは、肉を欲望もろとも、十字架につけてしまったのです。

「霊の結ぶ実は愛」

この神への愛からすべての霊の賜物がわたしたちに恵みとして与えられているのです。

「喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、柔和、節制」

これらの結ぶ実を願いましょう。そして、この恵みを、出会う人々にも分け与えて歩みを続けましょう。

神さまはすべての人の救いを望んでいるのです。