故ブラザー阿部のみことばのおすそわけ(23)

10月8日。使徒パウロのガラテヤの教会への手紙3章。

「洗礼を受けてキリストに結ばれたあなたがたはみな、キリストを着ているからです」

今日はこの「キリストを着る」という言葉に心が留まりました。なんと素晴らしい恵みでしょう。恐れ多いぐらいです。キリストの恵みに与ったわたしたちは、「あなたがたはみな、キリスト・イエズスにおいて一つ」なのです。わたしは、まだ洗礼を受けていないので、キリストを着ることはできないし、恵みに与っていないと心配しないでください。洗礼は印です。神を愛し、神を信じ、キリストに倣って生きたいと望み歩む人はすでにキリストを着ているのです。わたしたちはみな、キリストの恵みに与るために、この世に生まれたのです。ひとりとして、その恵みに招かれていない人はいないのです。大切なのは、わたしたちがキリストに倣い、キリストを愛し、キリストを信じ、「キリストを着たい」と望むかにかかっているのです。今の季節の聖歌ではありませんが、「イエス・キリストへ」という私の好きな聖歌を紹介し終わります。「イエス・キリストへ」典礼聖歌383番。

 

1.渇く、渇く、渇く

 あなたはわたしを飲み

 わたしはわたしを飲み

 なお癒えぬ渇き

 耐えがたく渇く、 渇く今

 おお 飲もうイエズス イエズス

 キリストを飲もう

 

2.痛む 痛む 痛む

 わたしはわたしを掛け

 わたしはわたしを掛け

 なお去らぬ痛み

 耐えがたく痛む

 痛む今 おお行こうイエズス・キリストへ

 イエズス・キリストへ行こう

 

3.寒い 寒い 寒い

 あなたはわたしを着て

 わたしはわたしを着て

 なお去らぬ寒さ

 耐えがたく寒い 寒い今

 おお 着よう イエズス

 イエズス・キリストを着よう

 

 

キリストの愛を、苦しみを、救いを味わうためにも

いつもキリストを着ていたいです。