９月２８日、聖トマス西と１５殉教者の記念日。 ルカ福音書９章
「あなたがおいでになる所なら、どこでも従って参ります」
今日は、「イエスに従って歩む道」について考えてみました。わたしたちの最終目標は、すべての恵み、救いを与えてくださる主に信頼し、主に倣って生きることです。そして、永遠の命を得ることです。
そのために、わたしたちはどのように生きなければならないのでしょうか。この弟子が、単純に言ったことば、本当に大切なことばです。
「どこへでも従って参ります」
わたしたちの歩みは本当に単純なものでなければなりません。毎日の生活のなかで、キリストに倣って生きながら、ともすれば、不要なものを身に着けて歩んでいます。毎日、神の声に耳を傾けながら、なにが今、大切なことかを判断する心を神にいのりましょう。
今日は、トマス西と15殉教者の記念日です。この殉教者たちこそ、キリストを単純に生きた人たちです。わたしたちは、今は、殉教者になることはできませんが、キリストに命をかけることはできます。体の殉教ではなく、「心の殉教者」になることができると思います。なかなか難しいですが、小さな苦しみを神さまに捧げること、神さまの信仰を守るために小さな苦しみを耐え忍ぶことなどは、小さな殉教者です。
最後に今日の拝領唱のことばを送ります。今日のみことばの励みになるようなパウロのことばです。
「死もいのちもほかのいかなる被造物も、キリストの愛からわたしたちを引き離すことはできない」