みことばのおすそわけ(11)

9月26日 ヨブ記1章

 

「『わたしは裸で母の胎を出た。裸でそこに帰ろう。主は与え、主は奪う。主の御名はほめたたえられよ」

このような時にも、ヨブは、神を非難することなく、罪を犯さなかった」』

 

 今日は、福音書も選びたかったのですが、ヨブ記を選びました。先週は、コヘレトの言葉を何日か続けましたが、私も実際、コヘレトの言葉を改めて深めることができました。このヨブ記では、神は悪魔をつかって、たくさんの試練を与えられます。けれども、彼は神への信頼を失うことなく、主から離れず歩むのです。神は、ヨブの信仰のすばらしさをサタンに言うのです。

「地上に彼ほどの者はいない。無垢な正しい人で神を畏れ、悪を避けていきてる」サタンは言います。「ヨブが利益もないのに、神を敬うでしょうか。あなたは彼とその一族、全財産を守っておられるのではありませんか」

こうして神は、サタンにヨブに試練を与えるのを許されるのです。わたしたちのキリストに従い、倣う道に、必ず試練は伴います。それはなぜでしょうか。すべての試練は、わたしたちの信仰を強めるため、神からの恵みをより深く味わうためだと思うのです。神は耐えられないと思える試練も与えられます。そのときに、主への信頼と信仰が試されるのです。わたしたちの信仰が試される試練。本当に幸いです。「なぜどうして」と神に叫びたくなることもあるでしょう。明日も主に信頼して歩むことができますように。どのような試練も天国を得るため永遠の命を得るための道なのですから。