9月27日「イエスは天に上げられる時期が近づくとエルサレムに向かう決意を固められた。そして、先に遣いの者を出された」
今日はこの箇所を考えてみましょう。
「イエスのために準備する」
わたしたちの使命は、ここにあります。イエスの受難と復活、救いの実現の準備にもわたしたちは召されているのです。人々から歓迎されなかったヤコブとヨハネは、「主よ、お望みなら天から火を降らせて彼らを焼き滅ぼしましょうか」といい、イエスに戒められます。イエスは、わたしたちの救いのために私たちと同じ人間の姿となってこの世に下り、十字架の死と復活を通して、すべての人の救いを実現されました。わたしたちすべての人は、その恵みに与っています。けれどもまだたくさんの人が、その救いの恵みを知らずにいます。イエスの救いの実現のため、少しでも働くために、わたしたちは何をしなければならないのでしょうか。わたしたちは、神さまからたくさんの恵みを頂いているのを感じ、感謝しています。しかし、それだけでは、イエスのみ心の実現には繋がりません。信仰があるから、わたしたちは救われるのではありません。世の中には、信仰を持たなくても素晴らしい生涯を生きた方がたくさんおられます。わたしたちが信仰の喜びを伝えること。キリストの豊かな救いと恵みを伝えること。私たちから溢れ出る「キリストの微笑み」で人々に恵みの喜びを伝えることがなければ、わたしたちの本当の救いはないと思うのです。