コヘレトの言葉11章
「塵はもとの大地にかえり、霊は与え主である神に帰る」
今日もコヘレトの言葉から考えてみました。今日は、この何日間に読まれた、コヘレトの言葉のまとめのようなみ言葉に出会いました。
「塵はもとの大地に帰り、霊は与え主である神に帰る」
本当にそのとおりです。わたしたちの生涯は、まさにこの通りです。わたしは塵であり、塵に帰るのです。
四旬節の始め、灰の水曜日にこのことばをいただきます。わたしたちのすべては、神からいただいたもの、自分で得たものはなにもありません。たとえ、自分の力で得たように思うものも、すべては神の恵みに依るものです。わたしたちの歩みは、いつもそこに置かなければなりません。この心で生きることで、神に感謝の心が湧き、同じ被造物である周りの人を大切に思い、すべてを神の恵みと感じることができるのです。
すべては否定されたようなコヘレトの言葉も、わたしたちが神のみ旨を悟るためなのです。わたしたちが、神の前で、謙遜に歩むため、本当の恵みに与るため、キリストに倣って、天国への歩みを一歩ずつ歩むこと。それが、どれほど素晴らしい恵みの道なのかを教えてくれます。わたしたちはこの恵みを頂くことでもう怖れはありません。
苦しみも悲しみもそして、喜びもすべてを神さまに捧げて歩むことができるのです。この歩みを毎日の生活で少しでも感じることができますように。
「神の注がれる目は、神を恐れる人の上に神の愛に希望を置く人の上に」
わたしたちにいつも希望の光と恵みを注いでくださる神に、感謝して歩みましょう。
1月16日に帰天されたブラザー阿部真理は、昨年から「みことばのおすそわけ」として、
メッセージを最期の数日前までラインで配信してくれていました。帰天される4カ月前
9月15日からのメッセージをここでみなさんと少しずつ分かち合いたいと思います。