みことばのおすそわけ(8)

9月23日。聖ピオ司祭の記念日。コヘレトの言葉3章。

 

「わたしが神が人の子らにお与えになった勤めを見極めた。神は、すべてを時にかなうように造り、また永遠を思う心を人に与えられた。それでもなお、神のなさる業をはじめから終わりまで見極めることは許されていない」

 

 今日もこのコヘレトの言葉の最後の部分に心が留まりました。

「なにごとにも時があり」で始まる今日の言葉は、神のなさることにはすべて時があることを教えてくれます。そして、わたしたちの思いを超えて、主のみ旨、思いは限りなく広いのです。すべて私たちに知らされている訳ではないこの人生をわたしたちは生きているのです。神は、この世界のすべてをわたしたちのために造り、そして、わたしたちが出会うすべての出来事の中に神さまのみ旨を永遠に感じることができるようにしてしてくださいます。しかし、全部が示されているわけではありません。神さまからの宝は、わたしたちには、隠されているのです。その神秘があるからこそ、わたしたちの信仰は強められるのです。「信仰する」ということは、見えないものを信じるということです。ですから尊いのです。わたしたちは、いつも主に望みをおいています。この望みがあるからこそ、世の苦しみに耐えることができ、希望を持って生きることができるのです。本当に信仰をいただいていることに感謝です。この信仰の喜びを出会う人々に喜びをもって伝えることができますように


1月16日に帰天されたブラザー阿部真理は、昨年から「み言葉のおすそわけ」として、

メッセージを最期の数日前までラインで配信してくれていました。帰天される4カ月前

9月15日からのメッセージをここでみなさんと少しずつ分かち合いたいと思います。