12月まで、岡山教会で司牧されるパヴァン
神父。背の高い爽やかな笑顔の神父様です。よろしくお願いします。
「ただで受けたのだからただで与えなさい」(マタイ10・8)
みなさん、初めまして。
私はミラノ会のパヴァンです。南インドからまいりました。
カトリックの家族の中でカトリックの信仰を養われました。
シスターの運営する学校に通い、インドがヒンズー教の強い国にもかかわらず、
私はカトリックの環境の中で育ちました。
親類にシスターや神父もいたこともあって、自然と司祭へのあこがれが芽生えました。
宣教師の生活がどんなものか具体的にはわかりませんでしたが、
教会のミラノ会の宣教師たちを見ているうちに宣教師になりたいという望みがわきました。
この望みが湧いた時からいつもわたしとともにあったのは、
聖書のことば「ただで受けたのだからただで与えなさい」です。
助祭の時「日本に行ったらどうですか?」と聞かれました。
想像もしていなかったことなので、びっくりしてただ「日本に行きます」と
答えましたが、それを聞いた指導者はわたしのことを良く知っていましたし、
ミラノ会総長も日本での宣教の長い方でしたので、その方たちが
そう言うならと信頼して答えたのです。
インドで2019年8月10日に叙階を受けて数か月後、日本にやってきました。
それがなんと教皇様の来日の前日だったのです。
おかげで教皇様の東京でのミサにも参加することができました。
最初のクリスマスは広島教区でした。まさか日本語の勉強が終わって
広島に派遣されるとは夢にも思っていませんでした。
東京で2年間日本語学校に通い、広島にやってきたのは1月21日です。
復活祭の後、幟町教会で司牧がスタートしました。
幟町教会で本格的に司祭の仕事を始められることをとてもうれしく思っています。
2年半前、初めて広島でカテドラルを見た時のことをよく覚えています。
聖堂に描かれたイエスの再臨から実は原爆のイメージを受けました。
原爆の中から立ち上がって平和を築き上げた街なのだと感じました。
そして復活の主のあいさつが聞こえてきました。
「あなたがたに平和があるように。」これから皆さんのお世話になります。
よろしくお願いいたします。