鐘(かね)の音(ね)再びロザリオ教会に!2017.8月

 

8月15日被昇天を迎えたロザリオ教会に、何十年振りだろうか鐘の音が軽やかに響いた。ミサの前、祭壇前に台と共に仮置きした鐘をロイ神父に祝別して頂き、玄関に移動し固定して紐を引いた。私たちには初めて聞くロザリオ教会の鐘。愛生園のUさんをはじめ参加者一同、喜びの内に被昇天ミサに与かることができた。ロイ神父はミサの中で、「これからこの鐘を大事にしましょう!」と。なお、ミサに与かれなかった愛生園のIさんには事前に鐘をお持ちし、音色を聞いて頂き、これからの教会の鐘に思いを馳せてもらった。

 

この鐘は何処から?6月のある日のロザリオ教会でのミサで「鐘が檣灯センターに保管してある!」との話があり、「鐘は貴重な遺産であり、歴史の中に埋もれさせてはならない。再び鐘の音を聞きたい」と言う思いが膨らんだ。錆を落とし、木製の台を作った。

 

64年前の献堂に際して教会中央屋根の鐘楼に設置され、鐘の音で信徒を迎えていた(と思われる)が、どの様な事情でか数年後?には鐘楼から降ろされ、聖堂裏の小屋の外で風雨の中、野ざらしに。それを見たミッシェル神父が余りにも不憫だと、檣灯センターに十数年前に持ち帰り保管して下さっていた。聖堂内で紐を曳いて屋根の上の鐘を鳴らしていたため、どこかで雨漏り等の不具合が起きていたのかも知れない。それで降ろしたのか?

 

 

                                             (ロザリオ教会は、岡山教会の巡回教会で、愛生園の敷地内にあります)

                                                                           ロザリオ教会支援グループより